バラエティの昔と今

テレビからおちんちんが消えるのではないかということを話題にしてきたが、意外なことにおちんちんが消えてはいない。確かに過剰に見せることは控えられるようになったとは思う。

子供のおちんちんに対する感覚は、昔から全体的に寛容な風潮があるだろう。スタジオで子供同士の相撲を行っているとき、まわしの隙間からおちんちんが飛び出した場面が放送されたことがある。このとき、リプレイでは飛び出したおちんちんのところだけを明るくして、ハプニングを楽しく見せる放送がされていた。

バラエティの罰ゲームで顔の上に裸の男の子のお尻を乗せられるというものもあったね。似たような企画はいくつかあったと思うが、一番記憶に新しいのはガキの使いの鬼ごっこのゲームだったと思う。

大家族ものでもおちんちんの話題はいろいろとある。言うことを聞かない弟のおちんちんに洗濯はさみをつけて懲らしめるなんて場面も放送されたことがある。

スタジオでのバラエティでは、番組中に子供に着せられるだけ服を着せて、それをもらえるという企画があった。その際、子供はまったくの全裸からスタートという形で放送されていたと記憶している。一枚でも多く服をゲットできるからなのかもしれないが、テレビというのは、どんなことでもできると思ったものだ。

もうひとつは、ストレートにおちんちんを見せるという企画だ。小さな男の子を、女優と一緒にスタジオの中で遊ばせておいて、カメラがそれを撮影するという内容だった。しかも、モデル撮影のときのような映像効果を入れたり、おちんちんを執拗に強調したり。外国人の男の子を使った回もあった。子供のおちんちんがテレビで映ることには抵抗はないにしても、これだけたっぷり見せられると家族みんなで見るにはちょっと恥ずかしい。もちろん深夜に放送されていた。

さて、これらの放送や描写は、どちらかというと今後は難しくなる内容かもしれない。再放送も厳しいような気がする。しかし、それでもある程度は残っていくかもしれないと思う面もあるのだ。

面白い例としては、NHKが街の人の意見を聞く「あなたが主役50ボイス」という番組がある。そのうち銭湯で意見を聞いたものが放送されたのだ。浴室では多くの裸の人が映るわけで、細かいところまで注意して修正が施されている。あるとき高校生くらいと小学生くらいが二人並んで座っている場面があって、小学生の方だけ修正されていなかった。これは明らかに区別している思われる。今後、どのように進んでいくのは、注意してみたいと思う。