珍場面ブログ
ホームページ「おちんちん映画リスト」と連携して情報の発信を行います。新ネタなどありましたら、随時記事にあげていきます。ホームページからの投稿も継続してお願いします。
| HOME |
低身長と性発育(5)
亜鉛欠乏症の話題が途中になっていたので、続編のお話。
前回までのおさらい。
(1)人における亜鉛欠乏症の症例は50年前のイランにおいて発見された。
(2)その後の研究はエジプトで行われ、亜鉛欠乏症の患者に亜鉛を与えると身長の伸びや性器の発育が促進されることが確認された。
(3)エジプトでは、さらに地域の中学・高校に協力してもらい、成長期の子供の身長や性器の変化と亜鉛の関係を調べる実験がされた。
という内容なんだけれども、これだと世界で最初に亜鉛欠乏症が報告されたのはイランなのに、イランの患者は亜鉛による治療は実施されず取り残されたことになってしまう。実際にはエジプトでの研究に遅れはとったが、その後イランでも研究が行われた。
まずイランの子供たちの発育状況の調査が行われた。イランのマードダシュトで、中学生・高校生を600人以上集め、身長・体重の測定や、血液の検査、そして性器の大きさや毛の生え具合を調査した。この調査では2割から3割の子供が低身長であった。そして、そこから実験の対象を選別し、亜鉛を与える実験が行われた。とりわけ、成長の遅れた子においては亜鉛の効果がよく現れた。
そして、最初に患者が報告されたイランのシラーズの病院で、亜鉛を使った治療実験が行われたのは、1969年になってからだった。
治療実験に参加したのは、年齢19~20歳の15人だった。この実験の被験者の年齢がそろっていることは重要なことだ。食事や環境、年齢など条件を同じにすることで、亜鉛そのものの効果をより明確に確認することができるからだ。
軍隊の入隊検査では、この病気になっている人、すなわち栄養不良、低身長、性器発育不良の症状を示す青年は不合格になる。その不合格者から被験者を集めたので、病状や年齢を揃えることができたわけだ。
結果は、亜鉛を与えられた被験者はそうでない被験者の2倍の速度で身長が増し、わずか2ヶ月で全員の男性機能が発現した。反対に、亜鉛を与えられなかった被験者は男性機能がなかなか現れず、1年の実験後まで男性機能が現れない被験者もいれば、実験終了を待たずにリタイアしてしまった人もいた。
年齢も同じ、背の高さや未熟な男性器も同じような状態で一緒にスタートしたが、数名だけ急に成長しはじめ、勃起や射精ができた被験者は大人の仲間入りができたと喜んだことだろう。大人への変化が現れない被験者は、不安に感じたり、実験に不満な思いを持ったことだろう。リタイアする気持ちもわかる気がするね。
これは実験だから、亜鉛を与えられる人と、与えられない人に分けて効果の違いを確認しなければならない。そして15人の中の誰にいつから亜鉛が与えられたか、被験者に明かされることもない。管理された食事と、何が入っているかわからないカプセルを1年間飲み続けることが被験者の仕事で、その結果効果のあった人となかった人が予定した通り出てくれば実験は成功となる。全員の治療を完了することが目的じゃないから仕方ないね。
前回までのおさらい。
(1)人における亜鉛欠乏症の症例は50年前のイランにおいて発見された。
(2)その後の研究はエジプトで行われ、亜鉛欠乏症の患者に亜鉛を与えると身長の伸びや性器の発育が促進されることが確認された。
(3)エジプトでは、さらに地域の中学・高校に協力してもらい、成長期の子供の身長や性器の変化と亜鉛の関係を調べる実験がされた。
という内容なんだけれども、これだと世界で最初に亜鉛欠乏症が報告されたのはイランなのに、イランの患者は亜鉛による治療は実施されず取り残されたことになってしまう。実際にはエジプトでの研究に遅れはとったが、その後イランでも研究が行われた。
まずイランの子供たちの発育状況の調査が行われた。イランのマードダシュトで、中学生・高校生を600人以上集め、身長・体重の測定や、血液の検査、そして性器の大きさや毛の生え具合を調査した。この調査では2割から3割の子供が低身長であった。そして、そこから実験の対象を選別し、亜鉛を与える実験が行われた。とりわけ、成長の遅れた子においては亜鉛の効果がよく現れた。
そして、最初に患者が報告されたイランのシラーズの病院で、亜鉛を使った治療実験が行われたのは、1969年になってからだった。
治療実験に参加したのは、年齢19~20歳の15人だった。この実験の被験者の年齢がそろっていることは重要なことだ。食事や環境、年齢など条件を同じにすることで、亜鉛そのものの効果をより明確に確認することができるからだ。
軍隊の入隊検査では、この病気になっている人、すなわち栄養不良、低身長、性器発育不良の症状を示す青年は不合格になる。その不合格者から被験者を集めたので、病状や年齢を揃えることができたわけだ。
結果は、亜鉛を与えられた被験者はそうでない被験者の2倍の速度で身長が増し、わずか2ヶ月で全員の男性機能が発現した。反対に、亜鉛を与えられなかった被験者は男性機能がなかなか現れず、1年の実験後まで男性機能が現れない被験者もいれば、実験終了を待たずにリタイアしてしまった人もいた。
年齢も同じ、背の高さや未熟な男性器も同じような状態で一緒にスタートしたが、数名だけ急に成長しはじめ、勃起や射精ができた被験者は大人の仲間入りができたと喜んだことだろう。大人への変化が現れない被験者は、不安に感じたり、実験に不満な思いを持ったことだろう。リタイアする気持ちもわかる気がするね。
これは実験だから、亜鉛を与えられる人と、与えられない人に分けて効果の違いを確認しなければならない。そして15人の中の誰にいつから亜鉛が与えられたか、被験者に明かされることもない。管理された食事と、何が入っているかわからないカプセルを1年間飲み続けることが被験者の仕事で、その結果効果のあった人となかった人が予定した通り出てくれば実験は成功となる。全員の治療を完了することが目的じゃないから仕方ないね。
スポンサーサイト
<<韓国映画のお風呂場面 「童僧」 | ホーム | おちんちんの成長障害(5)>>
Comments
データをとるためには仕方のないことだけど、被験者にとってはつらいかもしれないですね。
No title
最後の実験は、「Zinc Deficiency in Man The Shiraz Experiment」という論文で1972年に報告されています(有償です)。
おっしゃる通り、変化のなかった被験者はつらかったと思いますね。
1年間の亜鉛実験で、体格と性器の変化が起きることを確認するため、被験者は全身と性器の写真を繰り返し撮られています。被験者は参加することで、そうした変化が起こることを、当然期待していたと思います。
論文にはおちんちんが伸びて毛がボーボーに変わっていく人と、毛はうすいままの人が画像で紹介されています。前者は、大人になったという結果があるのでよいですが、後者は、毎回裸にされ、おちんちんの写真を撮られ、変わらないことを確認されるということですから、恥ずかしい思いと劣等感で、やってられない気分だったと思いますね。
おっしゃる通り、変化のなかった被験者はつらかったと思いますね。
1年間の亜鉛実験で、体格と性器の変化が起きることを確認するため、被験者は全身と性器の写真を繰り返し撮られています。被験者は参加することで、そうした変化が起こることを、当然期待していたと思います。
論文にはおちんちんが伸びて毛がボーボーに変わっていく人と、毛はうすいままの人が画像で紹介されています。前者は、大人になったという結果があるのでよいですが、後者は、毎回裸にされ、おちんちんの写真を撮られ、変わらないことを確認されるということですから、恥ずかしい思いと劣等感で、やってられない気分だったと思いますね。
Comment Form
Trackback
| HOME |