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尾崎豊 告白/CONFESSION 1995年

芸術・表現
01 /22 2023
音楽ビデオで「Morgane De Toi」を掲載をしたけれども
日本の作品で裸の子供たちが多数登場するものもあるので残しておこう。

尾崎豊の「告白」は、1995年にVHS2巻セットで発売されたビデオである。

それまでのライブやイメージ映像、語りなどがたっぷり4時間入っていた。
この作品については、レンタルなどはされておらず、高価なセルビデオを
買うしかなかったので、持っていたのは本当のファンだと思う。

動画タイトルが出たすぐあと、尾崎豊が海岸近くの草原に降り立つような
場面になっている。

そしてその草原に現れるのは子供たちで、尾崎豊と一緒に行進をする。
ホルストのジュピター(木星)のオーケストラ演奏が聞こえている。

子供たちは男女あわせて20数名ほどの幼児だが、全裸姿である。
尾崎豊を囲むように、あるいはリードするかのように歩いていく。
しばらくすると子供たちは消えて、尾崎豊一人で草原を歩いている。

これは何を表現したものだろうか。

子供たちは、ある面天使のように感じられるね。
子供たちを見ると、穢れがないとか、無垢とかいう言葉があいそうだ。

一方で尾崎豊からは孤独が感じられるね。
孤独な尾崎豊をたくさんの天使が導いているかのような映像に思われた。
そして、最後はまた一人で歩いていく。

この裸の子供たち、動画でも出てくるし、ビデオのラベルにも出ている。
1995年、このような動画や画像を入れた作品を作ることができたわけだが
今同じように表現することは難しいかもしれないね。

このとき出演した子供たちは今ではもう30歳を超えているくらいだね。
尾崎豊と一緒に歩いた当時のことって覚えているのか。ちょっと気になった。

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誕生の詩 1981年・ウッフェ・ビエリン監督

映画
01 /15 2023
「誕生の詩(The Birth)」は赤ちゃんの出産や
男女の体の成長をテーマにしたドキュメンタリー映画だ。

 IMDB Tanjo no Shi(1981) Original title: The Birth 

赤ちゃんが生まれる場面や赤ちゃんにおっぱいをあげたりする場面で、実写映像がある。

映画の前半は、コペンハーゲンで生まれた男の子ヤンと女の子スザンヌの成長を追う。
最初は赤ん坊のとき。ハイハイする裸の二人を並べて映像で見せている。

次は5歳のとき、二人で仲良く街の中を散歩したりしているが
プールのときには、二人とも裸になって手をつないで水の中に入っていく。
周りの人たちは水着を着ているが、5歳くらいだと裸で遊んでも大丈夫なのだろう。

プールから出た後も、二人は芝生の上を裸で走りまわっている。
ここでお互い向き合って立つ。
正面から体の観察をする。性器の状態もしっかりと見せているけど、
5歳くらいだと、まだそんなに体の違いを意識してないと思われる。

次は10歳のとき、二人は仲よく自転車で出かけていった。
人目につかない森の中に入って二人は裸になって向かい合った
正面から体の観察をする。性器の状態はかなり違っているとわかるが
まだ第二次性徴が始まる前の子供の状態である。

次は15歳のとき、最初は海岸でトップレスの姿で並んでいる。
15歳の体の観察は、屋外で見せるのはまずかったのだろうか。
スタジオにて、回転台の上に乗せられ全身をくまなく見えるようにされていた。
性器が発達し、毛も濃くなっており、二人とも第二次性徴後の体だとわかる。
そのあと、森の中で裸で走りまわり、キスをする場面も追加されていた。

18歳になると、性的な行為の話題に進んでいく。
スザンヌがマスターベーションをしている場面があったり、避妊のことを学んだり。
ここから先は、ヤンとスザンヌの二人を回転台に乗せて
どのように男女が交わるのか、いろいろな体位をとって説明をしていく。

20歳になると二人は無事結婚し、子供を作ることになる。
そしてスザンヌは無事に赤ちゃんを出産する。
このように、ヤンとスザンヌの成長と出産までの物語が展開していた。

映画の後半は、いろいろな出産の場面についてとりあげられている。

この映画は、なんと日本でも公開されていて、タイトルは「誕生の詩」とされていた。
当時の日本でこの映像がどこまで修正せずに上映されたのかわからないけれども
もし修正してしまったら、映画の目的は達成できないことになっただろう。

※参考のため海外で投稿された動画
https://vk.com/video/@id325616218?z=video325616218_456239048%2Fpl_325616218_-2

腹掛け一枚で雑技を演じる男の子

芸術・表現
01 /10 2023
中国雑技のお問い合わせをいただいていたので、とりあげておく。

以前も話題にしたことがあるけれども、
どうやら、過去の記事のリンク先などもなくなってしまったようだ。

今見られるものもあるようなので
「光屁股男孩耍杂技」でGoogle 検索をかけてみてほしい。
微博(Weibo)で動画をあげている記事があるのでヒットすると思う。

男の子のスタイルは、緑の腹掛け1枚しか身に着けていない。
舞台に立っているときは見えそうで、見えなさそうな感じに見えるけれども
演目を始めて体をそらせると、当然のこと丸見えになっていく。

体をそらしていくと下半身が完全に頭の上に乗った状態になるから
そのすばらしい演技を楽しんでいるお客さんたちの視線は
頭の上でちょこんと突き立った男子のシンボルに集中するよね。

過去紹介した動画では
レストランで食事をしながら見せる余興のようなものもあったが
それはお酒の入った大人たちを喜ばせるものだった。

しかしこの動画では、お客さんには子供たちが多いように見える。
どういう集まりでこの雑技を披露したかわからないけれども
同年代の子供たちが見ている前でこの姿は気まずいかもしれない。

衣装については、
あとの場面で道具を渡すため男の子が少しだけ舞台に出てくるが
そのときはしっかりと赤い衣装パンツを穿いている。
自分の演目をするときだけ、パンツを脱いでやっているのだろう。

有名な劇場で行われる興行においてこういう演目があるとは考えにくい。
依頼された出張興行で、興行主に依頼されてやっているのだと思う。

しかし考えるよね。
雑技団に自分の子供を入れて、将来スターにしたいという親がいるのか。

雑技団の子供たちは、多くの場合は孤児であったり、親が貧しくて子供を
劇団に入れたなどの話も聞く。
幼い頃から芸の道に入り、厳しいトレーニングに耐えられる子供がいなく
なれば、こういう演目も自然に無くなってゆくのかもしれないね。

ノルウェーの教育番組 「SuperKroppen」 2021年

TV番組
01 /08 2023
前回、ノルウェーの出版物で、成人や思春期の男女の写真を使って
からだの説明をしているという話題をあげた。

この手法は、実はテレビでもおなじように見せて説明をしているようだ。

今回はノルウェーの教育番組「SuperKroppen」のお話だ。

日本の教育番組で、植物や動物の観察をする場面はありえると思うが
それと同じことを人間をテーマにして観察するのは難しいかもしれない。
人間は言葉もしゃべるし、恥ずかしがったりもして客観視ができないだろう。
しかし、あえてそういう観察をする番組が海外では作られていたりする。

「SuperKroppen」を放送したNRKは日本でいえば教育テレビのような局だ。
番組では、5人の成人のモデルさんたちが登場して生徒の前で服を脱ぐ。
生のからだを観察しながら、大きさは、形は、機能はと確認をしてくわけだ。

日頃は人の裸をまじまじと見る機会も少ないと思うけれども
番組では観察することが目的だから、じっくり見たり、比較して見たりできる。
しかも写真のモデルではなく、実物がそこに立っているわけだから
質問したりもできる。
こういう体験はなかなかできないだろうし、かなり勉強になるだろう。

そして番組では、実際の教育の現場で視聴されることを想定し
ディスカッションのポイントや確認テストなど用意していることがわかる。

たとえば陰茎がテーマの回については、こんな感じだ。

https://www.nrk.no/skole/superkroppen-_-oppspark-til-samtale-i-klasserommet-om-penis-1.15426969

5人のモデルさんが出てきて、陰茎を露出してもらう。
それをみながら、例えば標準より小さい人がいたり、皮がない人がいたり。

他の回では、からだの大きさ、老化など、テーマを決めて観察を行っている。

今回は番組の紹介はするものの、動画は国内向に公開されているようだ。
日本からは動画の再生ができなかった。

生きている人体 養老孟司

本・出版物
01 /04 2023
思春期の体を写真で確認できる本があるかと問われると、この本かな。

日本では、からだの説明をする本などは、幼児をモデルにしている場合が多い。
近代化以降、成人の裸は見せてはダメだという文化・社会を作ってきたから
表現をする際は、子供の裸を使ってからだの説明するようにしてきたからだ。

この本では、そんな回りくどいことをしておらず
説明をするのに、成熟したからだ使っているわけで、ある面正しい取り組みだ。
モデルさんは成人の男女、おそらくカップルを採用したのだろう。
このカップルは、最初から裸。もちろんからだを見せるのがモデルの役割。
一部を隠すとかするとかえっていやらしいけど、全部見せると自然な感じになる。

実はこれ、日本で作られた本ではなく
ノルウェーの本を日本語に翻訳して出版したものだ。養老先生が監訳をしてる。
養老先生は、モデルが外国人の方が有利だと書かれていた。
日本人がモデルだと、「誰が」という個人の方ばかり注目されるからだそうだ。
確かにわかる気がする。

各器官や機能の説明は成熟したからだを使っているのだが
からだを扱う本の中では、成長や老化などの変化を説明することが必要だ。
そこで、さらに二組の男女のモデルさんが採用されていた。
思春期のからだを説明するモデルさんと、老人のからだを説明するモデルさんだ。

思春期のモデルさんは、均整のとれたすばらしい体系だった。
男子は、陰茎がふっくらと膨らんでいるが、陰毛は上の方だけ生えてきている状態。
女子は、胸が少し膨らみ始めていて、陰毛はやはり上の方に生えてきている状態。
思春期を分類したタナー段階でいえば、変化の真ん中になる「3」~「4」あたりだろうか。
見せるということから言えば、とてもよく選ばれたモデルさんだった。

性器だけとか、胸だけを比較や協調してただ見せるような意図がないし
医学論文のようにからだをモノのように表現するような意図もない
全身のプロポーションがきれいに見えて、生きているからだを感じる写真だ。

養老先生が言われているとおり、こういう本を教育に使うとよいかもしれない。
ちなみに出版された本は、「日本図書館協会選定図書」認定されている。

  生きている人体  養老孟司監訳   1996年・時空出版

映画一路

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