fc2ブログ

ハイビジョン特集「ヤノマミ~奥アマゾン 原初の森に生きる~」

TV番組
02 /28 2009
ヤノマミ(ヤノマモ)という名前を聞いたのは、前に紹介した「すばらしい世界旅行」という番組だ。アマゾン川上流の奥深いジャングルに日本の探検隊が分け入り、裸で暮らす人々の村に滞在してその生活ぶりを取材していたのだ。アフリカのナイル川上流やニューギニアなどでも、裸で暮らす人が紹介されていたが、アマゾンの人々は東アジアと同じモンゴロイドの流れにあり、より親しみと興味を持ったことだろう。

現在、こうしたアマゾン奥深い村は政府によって保護されており、立ち入りはできない。しかし、今回のNHKの取材は、150日の長期滞在が許可されたとのことで、異例の内容であったのだと思われる。

昔と変わったと思う点は、男たちの多くがパンツを着用している点だろう。女たちは例外なく腰に赤い前垂れをしているだけの姿だったが、腕にはデジタルウォッチをつけている女がいたりする。その点では完全に文明から切り離されているわけではないと思った。しかし、それでも基本的な生活のスタイルや考え方・伝統は守り続けているようだ。子供たちは全裸だし、大人の男でもペニスの皮を腰ヒモに結んだ姿の人もいた。放送は、男児・女児・そして成人の男たちの性器が見えたとしても修正などはしていない。事実を伝える精神が貫かれていると思った。

150日にわたって取材された内容は、やはり迫力がある。子供たちが木の上の猿を射止める場面があれば、巨大なバクを解体する場面もあり。夜の森に消えた若い男女の話や、少女が後妊して出産にいたるまでの経緯。出産後に生まれた命を育てるのか天に返すのかの選択。非常にショックを受けた面もあるが、しかし自然の中で、自然に生きるうえで、彼らが守ってきた伝統と知恵は、現代文明と異なるからといって否定することはできないなものだなと思った。命の誕生、少年・少女の成長、森を食べ森に食べられるという事実。そうしたさまざまな内容を見せる内容だったと思う。

そして伝えられる内容を、さらに力強いものにしたのは、今回ハイビジョンカメラという武器が用いられたことだろう。クレーターの形までわかるような月、時間とともに回転する満天の星、村を取り囲む広大なジャングルや背景の勇壮な山、巣の中でうごめく大量のアリ、暗闇の中で踊る人々の姿、そして目の前にあるかのような人の表情。そうした映像の鮮明度、臨場感は過去とは比べもににならない。本当に迫力のある映像だった。
スポンサーサイト



映画一路

FC2ブログへようこそ!